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松平敬

松平敬

声楽(バリトン)

愛媛県宇和島市に生まれる。東京芸術大学卒業、同大学院修了。現代声楽曲のスペシャリストとして、湯浅譲二、松平頼暁、高橋悠治、池辺晋一郎、西村朗、近藤譲、三輪眞弘など150曲以上の作品を初演する。これまでサントリーホールサマーフェスティバル、コンポージアム(東京オペラシティ財団)、新国立劇場などに出演。CD録音においても、一人の声の多重録音を駆使した『MONO=POLI』(平成22年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞)及び『うたかた』、『エクステンデッド・ヴォイセス』と、個性的なアルバムを発表。チューバの橋本晋哉氏とのユニット「低音デュオ」名義でも2枚のCDをリリース。2019年2月には、シュトックハウゼンのほぼ全作品を網羅した著書『シュトックハウゼンのすべて』を出版(第32回ミュージックペンクラブ音楽賞)。第19回佐治敬三賞受賞。現在、聖徳大学、文教大学講師。

Photo: ©Lasp Inc.

ワルシャワの生き残り(2台ピアノ、打楽器のための版)

8:31

ワルシャワの生き残り(2台ピアノ、打楽器のための版)

松平敬, 薄木葵×東祐輔ピアノデュオ, vocalconsort initium

私がinitium ; auditoriumに動画作品を出展することになったのはコロナ禍がきっかけですが、シェーンベルク晩年の名作『ワルシャワの生き残り』の今回の編曲を作ったのもコロナ禍で自由な時間ができたのがきっかけで、特定の演奏機会を前提としたものではありませんでした。オーケストラ・パートを2台ピアノと打楽器に置き換えることで、シェーンベルクならではのかっちりとした音楽の骨格を浮き彫りにし、なおかつ少人数での演奏を可能とすることを目論み、編曲しました。  ゲットーからの生き残りである「語り手」は、ユダヤ人収容所でのナチスによる非人道的な行状を冷徹に告発します。作品の掉尾を飾る男声合唱は、ガス室に送られようとするユダヤ人の祈りの声です。(松平)

¥500

ワルシャワの生き残り(2台ピアノ、打楽器のための版)

8:31

ワルシャワの生き残り(2台ピアノ、打楽器のための版)

松平敬, 薄木葵×東祐輔ピアノデュオ, vocalconsort initium

¥550

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