Michiya Azumi
Professor of Choral Conducting at the Hochschule für Kirchenmusik Heidelberg
ハイデルベルク教会音楽大学合唱指揮科教授・安積道也先生から「教会音楽」について様々な視点から解説いただく好評セミナーの新シリーズ!この第2シリーズでは、「聖書の歌」をテーマに、「詩編」「カンティクム」など聖書に出てくる歌について、その宗教的背景やそれらを用いた合唱曲について5回にわたってお話していただきます。
【講座概要】 コーラスカンパニー主催オンラインセミナー
教会音楽講座2「聖書の歌~詩編・カンティクム・聖務日課」全5回
講師:安積道也
*2022年1-3月にzoomにて実施された講座の録画に一部編集を加えたものです。
【講師からのメッセージ】
「マニフィカトを歌うなら、教会暦にあてはめなければ。」
「サルヴェ・レジナはマリア様がしたお祈りです。」
「詩編なら154編あたりが好きだね。」
・・・などなど。
どれも実際に耳にしたことのあるフレーズですが、実は、ちょっとピントがずれています。
前回は教会暦というキリスト教の暦についてお話しいたしました。教会暦では一年かけてイエス・キリストの生涯が再現されており、それぞれの季節やトピックに合わせた作品が書かれていることを学びました。
年間を通した教会暦に対し、毎日の祈りのサイクルを「聖務日課」と言います。今回は、教会暦に沿った礼拝と聖務日課の祈りの中で必ず読まれ、また歌われる「歌/詩」に焦点を合わせます。
代表的なものは「詩編」と「カンティクム」です。人間が神に向かって歌った(綴った)詩であり、キリスト教徒は自らの心のうちに抱える喜びや悲しみ、叫びや賛美など、これらの詩人の言葉を通して祈り、また吐露してきました。詩編は教会暦と強く結びついているものも多く、季節感を伴った合唱作品やオラトリオ作品も多く作られています。また、晩課で歌われるマニフィカトのように聖務日課に組み込まれることで、欠かせない日々の糧として歌われる歌もあります。
このシリーズでは、詩編とカンティクムから、しばしば合唱曲として曲が付けられる代表的なものを取り上げ、その背景や類型、内容などに触れていきます。第1シリーズ「教会暦」を受講された方にとっては、それを補完する内容となります。教会暦やキリスト教の予備知識がなくても構いません。補足しながらお話しいたしますので、どなたでもお気軽にご参加ください。(安積道也)
【レジュメ及び補足資料】(ダウンロードしてご覧ください)
https://www.dropbox.com/sh/dwlntxgys6zxfd9/AAAqOarW3yy5JMA9PcsxaZXUa?dl=0
第2回該当資料:
レジュメ(第2回)
補足資料(第1回)
補足資料(第2回)
ハイデルベルク教会音楽大学合唱指揮科教授・安積道也先生から「教会音楽」について様々な視点から解説いただく好評セミナーの新シリーズ!この第2シリーズでは、「聖書の歌」をテーマに、「詩編」「カンティクム」など聖書に出てくる歌について、その宗教的背景やそれらを用いた合唱曲について5回にわたってお話していただきます。
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