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打楽器奏者の《ひらく》

亀尾洸一

こんにちは、打楽器奏者の亀尾洸一です。
今回はまだ日本ではなかなか目にかかれない曲や、新作で出来立てほやほやの曲など、計3曲を集めてみました。
打楽器奏者としての《ひらく》はまだまだ可能性に溢れている打楽器の分野の拓くという意味もこめております。
どうぞお楽しみください。

Eye-contact for Conga / Ayaka Gokan

本作品は演奏行為に内在する身体性・視覚性に注目して書いた作品である。また聴衆の持つ空間への視点を切り替えることで、音楽を聴くという行為に対する捉え方を変容させようと試みた。基本的には一つの楽器から様々な動作と音色を引き出そうするが、時に音とは直接関係のない動作を取り入れることによって、動作と音の関係性がより複雑に展開される。いくつかの意味ありげな身振りは、音と直接な関係がある技巧的な動作とは別種の存在感を放つ。それは、ある種の不自然さを覚えさせ、より視覚性の高い動きとして提示され、魅力的な振り付けの度合いが生じる。題名にある《Eye-contact》は日常的によく用いられる仕草である「アイコンタクト」によって引き起こされる意識の状態からインスパイアされた。

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共演者 真野宏樹
[プロフィール]

岡山県玉野市出身。5歳からエレクトーンを始め、中学生から吹奏楽部で打楽器を始める。国立音楽大学打楽器科を2020年に卒業。
第23回KOBE国際音楽コンクール優秀賞受賞
打楽器を植松透、新谷祥子、各氏に師事。
音楽教室「和音の木」ドラム講師。幼児や小学生を対象に打楽器を通して、音楽の楽しさを伝えている。



Hard-Boiled Capitalism and the Day Mr. Friedman Noticed Google is a Verb / Ben Wahlund

この曲は作曲者であるBen Wahlundが経済学者であるMilton Freedmanの著作 “Capitalism and Freedom” (資本主義と自由) からインスピレーションを受けて書いた曲である。
現在の資本主義への訴えかけるような曲想や、その資本主義に対しての葛藤などの心情の変化もよく表れている曲だと私には感じられる。
また、変拍子が多く使われており、和声の使い方などでもBen Wahlundの独創的な想いが強く感じとれる。そういった部分にも注目しながら聴いていただきたい。



Interzones / Bruce Hamilton

この作品はパーカッショニストのティモシー・アダムスに委嘱された曲である。多くのセクションごとに別れている曲であるが、全体を通してジャズの影響を多く受けている。
テープはギターやサックス、スネアドラム、ヴィブラフォン、声などの様々なサウンドを組み合わせて作られている。そんな特徴的なサウンドとヴィブラフォンとの絡み合う様子をお楽しみいただきたい。

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こんにちは、打楽器奏者の亀尾洸一です。
今回はまだ日本ではなかなか目にかかれない曲や、新作で出来立てほやほやの曲など、計3曲を集めてみました。
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許諾番号 JASRAC:9024979001Y45037

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