薄木葵×東祐輔ピアノデュオ
ピアノ
"initium;auditorium《ひらく》"への門を叩いたことで新しい道を拓いた私たち2人が、ドビュッシー ・モーツァルト・チャイコフスキーによる3つの偉大な作品をお届けします。
ドビュッシー: 牧神の午後への前奏曲
C. Debussy: Prélude à "L'après-midi d'un faune"
この曲は、詩人マラルメの「牧神の午後」に感銘を受けて書かれた作品。牧神とは、ギリシャ神話に出てくる「パン」といつ女の妖精(ニンフ)好きな農牧の神のこと。夏の昼下がり、可愛いニンフを追いかけ回して捕まえられなかったパンは、疲れて夢想に耽りながら寝てしまう、という内容である。冒頭のフルートは音楽好きな牧神の作った「パンの笛」を表している。
モーツァルト: 四手のための ピアノソナタ ハ長調 k.521
W.A. Mozart: Sonate in C für Klavier zu vier Händen KV 521
モーツァルトが31歳の時、当初は2台クラヴィーアのために書かれ、ウィーンにて完成された。友人ジャカンの妹で優秀なピアノの弟子であったフランツィスカに捧げられている。彼ら3人は、毎週ジャカンの家に集まり、ゲームやおしゃべり、そして音楽を楽しんでいた。
このソナタの大規模な構成と表現力は、彼のピアノ協奏曲を思わせる。特に第2楽章のロマンツェと中間部の対比はニ短調協奏曲のそれととても似ている。1787年5月28日にはモーツァルトの父レオポルトが亡くなっているが、父の死を知らないモーツァルトはその翌日にこの曲を完成させている。モーツァルトは父の死にも駆けつけず、埋葬にも立ち会わなかった。
第1楽章 Allegro ハ長調 4分の4拍子 ソナタ形式
第2楽章 Andante ヘ長調 4分の3拍子 三部形式
第3楽章 Allegretto ハ長調 4分の2拍子 ロンド形式
チャイコフスキー(1840-1893): 眠れる森の美女 op.66a
P. Tchaikovsky: The Sleeping Beauty Suite from ballet op.66a
フランスの作家シャルル・ペローのお伽話「眠れる森の美女」から着想を得て書かれたバレエ作品。チャイコフスキー以前のバレエ音楽は伴奏音楽のスタイルであったが、この作品では交響曲のような規模をもち、いわば「舞踏のシンフォニー」と言えるだろう。
とある王国で誕生した王女、オーロラ姫は祝福され盛大な洗礼を受けるが、妖精カラボスによって呪いをかけられてしまう。16歳になったオーロラ姫は100年もの間眠ってしまうが、デジレ王の口づけによって目覚める。2人はめでたく結婚し、婚礼の儀式では様々な妖精たちが招かれて次々と踊り、締め括られる。
1. 序奏-リラの精
Introduction - The Lilac Fairy
2. ばらのアダージョ
Pas d'action: Rose Adagio
3. パ・ド・キャラクテール:長靴をはいた猫と白い猫
Pas de caractère: Puss in Boots
4. パノラマ
Panorama (andantino)
5. ワルツ
Valse
"initium;auditorium《ひらく》"への門を叩いたことで新しい道を拓いた私たち2人が、ドビュッシー ・モーツァルト・チャイコフスキーによる3つの偉大な作品をお届けします。
利用規約
プライバシーポリシー
運営団体について
お問い合わせ
よくあるご質問
謝辞
許諾番号 JASRAC:9024979001Y45037
許諾番号 JASRAC:9024979001Y45037
(c) project initium
このサイトは、ユーザー体験向上のためCookieを使用しています。詳細を見る